コラム

ぐっすり眠れるマットを探してみた⑦


 
キャンプでぐっすり眠れるかどうかはマットにかかっています。
マットの種類をざっくりわけると、次の3つ。
 

●広げるだけで使える「クローズドセルマット」
●空気を入れてふくらませる「エアマット」
●エアマットの中にウレタンなどの芯が入っていて半自動でふくらむ
「インフレーターマット」

それぞれの特徴を知ることで、自分のキャンプスタイルに最適かつ良質な寝心地を
得られます。
 

クローズドセルマット

 

準備は広げるだけ。多少破れても問題なく使えるのが最大のメリットです。
 
フルレングスのエアマットに息を吹き込むのは結構たいへんで、
疲れているときはイヤになることもあるのですから。これは大きなアドバンテージです。非常に軽く、また、寝返りを打っても音がないことも人気の理由。
 
寝心地は、安価な銀マットは硬く、Zライトソルのような凹凸が施されているものはほどよく柔らかく、クッション性があります。
 

デメリットはかさばることと、地面の凸凹を吸収しきれない場合があることでしょうか。概ね夏用〜3シーズン用です。
 
熱反射であたたかい
https://item.rakuten.co.jp/himaraya/0000000897842/
 

エアマット

 

空気を入れるエアマットは、たっぷり厚みがあり地面の凸凹を吸収してくれます。
しっかり空気を入れると独特の反発力があります。
そのためチューブのカタチによっては体が安定しづらく感じることも。
そんなときは、少しだけ空気を抜いて調整できますよ。
 
エアマットの中には空気が詰まった部屋があるのですが、一般的に空気の部屋が
大きいと中で対流が起きて、なかなか空気が温まらず寒く感じます。
そのため、内側に熱反射板や化繊綿、ダウンなどを内蔵することで
保温性を高めているものも。一部、低反発素材と組み合わせたものもあります。
これらは寒い時期に活躍しますよ。
 

空気を入れるのは結構たいへんです。
写真は旧型のバルブなので息を吹き込むのも
空気を押し出すのも時間がかかります。
 

近年はバルブが進化していて、これは逆止弁付き。
バルブから口を離した途端に空気が漏れることはありません。バルブの径が大きいので、抜くのも簡単。
 
とはいえ、エアマットは穴があく、バルブの破損によって空気が漏れると
ただの袋となり役に立ちません。これが最大のデメリットです。
 
また、薄手の生地の中には寝返りするたびにシャカシャカ音をたてるものも。
自分はもちろん、隣に寝ている人の音も気になります。
 
熱反射板入りで3シーズン
https://item.rakuten.co.jp/naturum/3031287/
 
化繊中綿入りで3シーズン
https://item.rakuten.co.jp/naturum-outdoor/3036794/
 

インフレーターマット

 

 
中に入った芯材がもとに戻ろうとする力を利用するので、
バルブを開いてしばらく放置するだけ。5分ほど放置した後、好みの硬さまで空気を吹き込みます。時間はかかりますが、疲れていてもこれならフルレングスや
ダブルサイズのマットでも余裕。寝心地は空気をパンパンにいれても
エアマットのような反発力はさほどなく、もっちりコシがある感じ。
 
インフレーターマットの中には厚み10cm以上のものがあり、ここまで分厚いものは
地面の冷たさも凸凹もまったく気になりません。
 
半面、分厚いインフレーターマットは芯材も多いため重く、かさばります。
 
空気を抜くのも大変。また、あまりに厚いインフレーターマットは平地の
夏キャンプでは熱がこもることがあります。
 
 
<空気の微調整が簡単>

<極上の寝心地>
https://item.rakuten.co.jp/naturum/3009413/
 
 
クローズドセルマット
 
寝心地 柔らかめ、銀マットなど凹凸がないものは硬め
収納性 かさばる
使用する季節 夏を中心に3シーズン
重量 軽い
準備・片付け 簡単・スピーディー
破損 破れても火の粉で溶けても使えなくはない
 
 
エアマット
 
寝心地 反発力がある、少し空気を抜いて調整可
収納性 コンパクト
使用する季節 3シーズン、熱反射板や中綿入りは冬もOK
重量 軽いものが多いけれど、タフな生地は重い
準備・片付け 空気を入れるのが手間
破損 破れると使えない。日焼け止めなどで生地がいたむことも
 
 
インフレーターマット
 
寝心地 もっちり、空気の量で微調整可
収納性 芯材入なので重く、かさばる
使用する季節 3シーズン、なかには厳冬期対応のものもある
重量 エアマットより重い
準備・片付け 時間はかかるが半自動で膨らむ
破損 破れると使えない。日焼け止めなどで生地がいたむことも
 
 
衣類もそうで、ほかの人から見えづらいものはつい適当に選んでしまいますが、肌に近いもの・地面に近いものにこだわることで着心地・寝心地は格段に改善されます。
 
マットは寝比べてみるとその違いがはっきりわかり、もう元に戻れないほど。専門店では複数のマットを寝比べられるようになっているので、ぜひ試してみてください。
 


大森弘恵
フリーランスのライター。記事のテーマはアウトドア(おもにファミリーキャンプ)、旅行、ときどき料理。バイクキャンプ、ツーリング、雪遊び好き。