コラム

ゼロから始めるソロキャンプライフ その③見切り発車でキャンプ場に行ってみる

 

城南島海浜公園でもっとも注意すべきこととは?

 

目玉焼きが出来上がるのを待っている際、顔を上げると、目の前に野良猫が2匹現れました。
 

ほぼ白い猫と、白黒の猫。

 

「可愛いな」と思いつつも、自分は犬派なので無視。しかし、ふと後ろを振り返ると、テーブルの近くに別の猫が1匹。
 

黒白茶の猫。

 

どうやら、ご飯のお恵みを期待しているようです。すると、テーブルの下にもう1匹別の猫と、最初に見た2匹のうちの1匹が潜んでいるのに気がつきました。
 

白茶の猫と、最初の白黒の猫。

 

これはまずいと思い、すぐに焼いた肉を後ろのテーブルの上に移し、目玉焼きを焼き続けます。
しばらくして、後ろを振り返ると、
 

立ち上がった猫は意外に長い。

 

音も立てずに、テーブルの下にいた白茶の猫が、テーブルの上の肉に忍び寄る寸前でした。「こらっ!」と怒ると、そそくさと逃げます。油断も隙もあったもんじゃない、と思い、目玉焼きを見ると、
 

そっぽを向いていますが、騙されませんよ。

 

こっちには、最初にいた白い猫が忍び寄っていました。だるまさんが転んだ、状態です。
 

早く焼き終わって食べないと、大変なことになります。折りたたみフォークでやっと白身が焼けた目玉焼きを鉄板から少しずつ剥がしていると、後ろのテーブルで「ガシャン」という音が。
 

すぐに振り返ると、テーブルの下に移動していた白黒の猫が、テーブルの上の肉が入っている容器の目の前にいます。
「こらっ!」と先ほどよりも大きな声で怒ると、猫は退散。
 

バレない忍び足、素早い逃げ足。この猫、最強。

 

ただ、音がしたということは、もしかするとあの猫が肉に口をつけてしまったかもしれません。野良猫ですから寄生虫がいてもおかしくありません。
 

とはいっても、お腹が減っており、メインディッシュを捨てる気にはなれませんでした。
「……多分、足で器をちょんちょんって触っただけだろう」
 

と都合のいい解釈をして、食べることにしました。
 

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